クリニックブログ

お婆ちゃん犬の婦人科疾患

※グロテスクな画像が含まれるため、苦手な方は避けてください。

約8歳半のヨーキーのジェフィちゃんのお腹の膿の溜まった子宮・そして卵巣を摘出しました。

何日にも渡り、食欲が無く、下痢も見られました。

当初、初診の段階では只の下痢に対する治療を行い、(通常はすぐに良くなるはずなのに)良くならないため、超音波検査を行いました。子宮が残っているお婆ちゃんなので、嫌な予感はしましたが、やはり子宮内に膿が溜まる子宮蓄膿症でした。

かなり膿で膨れていたので、破裂寸前でした。一度破裂すると、救命率が大変低下しますので、危ない状況でした。

 

こういったものは、健診で偶然見つかり、症状を出さないまま、安全な段階で手術で簡単に摘出も出来ます。また、若いうちの避妊手術でも勿論防げます。

当院ではドックドック(人間ドックの犬版)も実施しておりますので、ぜひご相談ください。

畜膿した子宮です。大きくなりすぎて、破裂寸前でした。

膿の溜まった子宮です。通常の10倍以上の容積です。

手術から3日後。食欲100%、白血球も正常化しました。元気で激しいいつもの状態です。

 

合同会社ウッズペットの病院