クリニックブログ

猫のストレスについて

更新日:2014年9月5日

 

近年、猫の精神ストレスによる体調不良が散見されます。

そもそもサハラ砂漠周辺の広大な砂漠地帯(岩場があったり、木がまばらに生えている場合もある)で自由に暮らしているのが猫本来の猫に向いている環境です。一方で、我々は文明人として文明社会で暮らしていて、猫と異なる価値観を持っています。我々文明人の視点で良かれと思って与えた環境が、猫の本能が求める(居心地の良い)環境から遠ければ遠いほど、家族の(もしかすると猫本人も?)知らないうちにストレスが溜まっていきます。

また、幼少時(2ヶ月齢くらいまで)に、慣れていないことには、生涯に渡りストレスを感じやすくなり得ます。

そういった場合に考えられ得ることと、その対策について記載したいと思います。

 

 

☆ストレスが原因となり、起こり得る状態

・膀胱炎

・脱毛症や皮膚炎(舐めやすい場所)

・腎臓病(長期に渡りストレスに曝された場合、中・高齢時にリスクが増す場合があります)

・免疫低下による各種疾患    など

 

 

☆ストレス因子となり得るもの

・音(音楽、雷、騒音(人間の生活音も含む)など)

・新しい家具、家電

・ホテル、入院、引っ越し

・猫との関係が良くない同居人、同居動物

・車・電車での移動

・トイレと給餌場所が近い

・トイレの数・衛生状態     など

 

 

☆対策としてできること

ストレスのはけ口として…

・ネコジャラシやレーザーポインターを追わせる

(猫が望んでいるときのみ。猫が飽きる前にやめる。強いない。)

・キャットコングを与える

・ティッシュの空箱に穴を開け、フードを入れておく

その他として…

・隠れる場所の用意(段ボールなど)

・爪研ぎを立てて壁に設置する

・フェロモンスプレー、またたびの使用で安心感を与える

・トイレなどの備品の数(頭数+1が理想)

・トイレの形状・大きさ(最も安心するもの)に注意

・猫砂の選択。おしっこをよくしてくれるタイプの(落ち着いて排泄できる)砂にする

 

 

このように我々人間は知らず知らずのうちに猫にストレスを与えてしまっているかもしれません。そして、上記のように直ぐにできる環境整備がありますから、是非行ってみては如何でしょうか?

何かご質問等が御座いましたら、スタッフまでお気軽にお声かけください。

合同会社ウッズペットの病院