寒さへの対応について
更新日:2013年11月15日
最近は急に冷え込んできましたね。気候変動のせいか、秋がなくなってしまったような印象をうけます。
さて、我々の飼うことの多いペット達の中で寒さに弱いペットをご存知でしょうか?お部屋の中で息が白くなる(10℃以下)ことはあまりないとは思いますが、10℃台くらい以下の温度で体調を崩しやすくなるペット達を下に紹介します。
・猫
北アフリカのリビアヤマネコやスナネコがルーツと言われています。エジプトやリビアの温度とまではいかなくとも、10℃台のような温度は避けたいところです。日和見感染症(“ネコカゼ”など)や飲水量低下による尿結石、早期の腎不全発症につながることもあります。
・小型鳥~中型鳥(飼鳥)
日本に由来する種類でないものは大概は熱帯、亜熱帯にルーツをもちます(東南アジア、オーストラリア北部、中南米)。そのため、文鳥、インコ等は28~31℃程度が適温となります(特に具合の良くない時)。日和見感染症(呼吸器疾患、難治性の吐き・下痢)や突然死につながることもあります。
・小型げっ歯類(ネズミの仲間たち)
冬眠をする動物も多く、またアフリカなどの冬が存在しない地域をルーツにもつ種類もいます。野生下とは違い冬眠できずそのまま亡くなってしまったり、重病を発症することもあります。少なくとも生活環境中は10℃台半ば〜20℃台前半程度には保っておきたいところです。
なお、犬や兎は非常に寒さに強いため、特に暖房は不要ですが、無毛種や高齢、闘病中の子は、20℃台前半以下にはならないようにした方が良いでしょう。